過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
1- 20
731: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:04:01.57 ID:twxM9Fxb0
ただ放り投げただけだが、そこに全てのベクトルを操作する能力『一方通行』が加われば、それは莫大な破壊力を生み出すのだ。
信じられないほどの威力だったようで、駆動鎧はそれだけで既に完全に沈黙していた。

(……なンだ、こりゃ)

以下略



732: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:04:40.49 ID:twxM9Fxb0
彼の能力を知っている者ならば、間違っても銃を乱射するような真似はしない。
先ほどのチャフにしてもそうだ。
あれは通話を妨害しただけで、彼の電極にまでは作用しなかった。
彼の情報を何一つ持っていなかった証拠だ。

以下略



733: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:05:14.94 ID:twxM9Fxb0
カツカツ、とその男に近づいていく。
男は一方通行が一歩進むたび体の振るえが大きくなり、終いには過呼吸に陥りそうになっていた。

「な、なんだ、これ。はは、なんなんだよこれ。
き、聞いてない。こんな化け物が相手だなんて聞いてないぞ!」
以下略



734: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:05:46.99 ID:twxM9Fxb0
「お、俺たちの仕事は、ただ重要、機密を、知った男を、口封じするだけだったんだ……!
はっ、はっ……! 相手が誰かなんて知らなかった。知らなかったんだッ!!」

(やっぱりか。第三次製造計画を隠したい誰か……
だが、その口封じがこれとはねェ。
以下略



735: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:06:32.19 ID:twxM9Fxb0
「そォか。もォ眠っていいぞ」

「……え」

一方通行が男に触れた途端、ガクッと全身の力が抜け倒れ込む。
以下略



736: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:07:05.19 ID:twxM9Fxb0
もっとも、ここで助かってもその後どうなるかは分からない。
だが、一方通行はそんなアフターケアをしてやるつもりもサラサラなかった。
とりあえず襲撃者たちの寿命が少しばかり延びたのは間違いないだろう。

盛大に舌打ちして携帯を取り出す。相手は土御門だ。
以下略



737: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:08:32.42 ID:twxM9Fxb0





以下略



738: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:09:31.83 ID:twxM9Fxb0
結標が尋ねる。
彼らは仕事だということで集まったのだ。
ならば『グループ』の構成員である一方通行もここにいて然るべきだ。
『グループ』に限らず、こういった少数精鋭の暗部組織は個人ではなく集団で仕事にあたる。

以下略



739: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:10:18.61 ID:twxM9Fxb0
「それはどういう?」

『彼は―――』

貝積の言葉に割り込むように、土御門の携帯が鳴る。件の一方通行からだ。
以下略



740: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 00:10:54.90 ID:twxM9Fxb0
「だから仕事だ。結標と海原はもう来ているぞ」

『チッ。とりあえず俺の用を済まさせてもらう』

「聞こうか」
以下略



1002Res/474.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice