過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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939: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:34:00.19 ID:iLmFIBMi0
新約五巻、感想は色々あります
フロイライン強いとか、打ち止め食われちゃうとか、フレンダァー! とか、トールマジイケメンとか


でも、最後のていとくんが全て持っていきました
以下略



940: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:35:03.70 ID:iLmFIBMi0
垣根帝督はほとんど戦っていなかった。
周りに群がってきた者と、適当に目についた者を黙らせているだけで基本は見物に徹していた。
何せ美琴の電撃は群がる雑魚を一掃するのに非常に向いているのだ。
彼女の一撃で最低一〇人は刈れるのだから、垣根がやたらと出張る必要はない。
当然ながら二人は全くの無傷。
以下略



941: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:36:29.40 ID:iLmFIBMi0
別にこんな小物たちは逃がしてもいいのだが、何となく垣根は後を追ってみることにした。
単純に退屈だったからかもしれないし、能力を思い切り使えないのが嫌だったのかもしれない。
この行動に深い理由はなかった。

ともあれ垣根は孤軍奮闘する美琴を残し、彼らの後を追って路地裏を進むのだった。
以下略



942: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:38:02.68 ID:iLmFIBMi0
このあたりに入ったところで、数人のスキルアウトは姿を消した。
このエリアが彼らの拠点なのだろう。
いかにもといった雰囲気の場所で、空気も汚くあまり立ち入りたくはないところだ。

そんな閉鎖的な道を進んでいると、不意に垣根の周りに明確な影が出来る。
以下略



943: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:40:57.83 ID:iLmFIBMi0
……はずだった。
危険を察知していた垣根は、瞬時にバックステップを行い回避していた。
直後にドン!! という音が響き、砕けたコンクリート片があたりに勢いよく飛び散った。
まともに当たれば皮膚が切れてしまいそうだったが、垣根帝督は何でもないというように無傷で立っている。
少し前に垣根が立っていた場所には小さなクレーターが出来ている。
以下略



944: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:41:58.59 ID:iLmFIBMi0
感情の感じられない、どこまでも平坦な声だった。
たとえるなら妹達のような特徴を持つ声。
それはまるでゴリラのような筋肉隆々な大男だった。
黒い安物のジャケットを着ているが、少し力を入れれば弾けてしまいそうな、そんな印象すら受ける。

以下略



945: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:43:19.86 ID:iLmFIBMi0
駒場の姿が消える。
空間移動の類ではない。ただのスピードだが、明らかに常人に出せる速度ではなかった。

「……油断したな、能力者」

以下略



946: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:44:07.28 ID:iLmFIBMi0
垣根は目の前の駒場の背中に向かってそう言う。
あの一瞬で駒場の背後に回りこんだのだ。
だが駒場は特別慌てたりはしなかった。相変わらずの平坦な声で、言う。

「……なるほど。予想以上の強敵のようだ。
以下略



947: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:45:21.67 ID:iLmFIBMi0
「ククッ……はははははは!!
こりゃあいい! 大能力者! 俺が!! はっはははははは!!」

ひとしきり笑うと、垣根は呆気にとられている駒場に向き直った。

以下略



948: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:46:10.07 ID:iLmFIBMi0
それを見た駒場は思わず息を飲んだ。
見たこともない、あまりにも異質すぎる能力。
一体どんな力なのか、系統すら測ることが出来ない。
そして、超能力者。第二位。
駒場はようやく自分が誰にケンカを売ったのか理解したようで、その無表情な顔に僅かに焦りの色を滲ませる。
以下略



949: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/13(土) 22:48:19.87 ID:iLmFIBMi0
六枚の翼が、動く。
だがその前に、主導権を渡すのはまずいと思ったのか駒場が三度襲い掛かってくる。
常人には決して回避出来ない速度で、垣根に猛然とその巨体が襲い掛かる。
その足技の威力は凄まじい。先ほどコンクリートを抉ったことからも分かるように、並の防御は突き抜けてしまうだろう。
が、それも未元物質の翼を前にしてあっさりと防がれてしまう。
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