過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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945
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:43:19.86 ID:iLmFIBMi0
駒場の姿が消える。
空間移動の類ではない。ただのスピードだが、明らかに常人に出せる速度ではなかった。
「……油断したな、能力者」
以下略
946
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:44:07.28 ID:iLmFIBMi0
垣根は目の前の駒場の背中に向かってそう言う。
あの一瞬で駒場の背後に回りこんだのだ。
だが駒場は特別慌てたりはしなかった。相変わらずの平坦な声で、言う。
「……なるほど。予想以上の強敵のようだ。
以下略
947
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:45:21.67 ID:iLmFIBMi0
「ククッ……はははははは!!
こりゃあいい! 大能力者! 俺が!! はっはははははは!!」
ひとしきり笑うと、垣根は呆気にとられている駒場に向き直った。
以下略
948
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:46:10.07 ID:iLmFIBMi0
それを見た駒場は思わず息を飲んだ。
見たこともない、あまりにも異質すぎる能力。
一体どんな力なのか、系統すら測ることが出来ない。
そして、超能力者。第二位。
駒場はようやく自分が誰にケンカを売ったのか理解したようで、その無表情な顔に僅かに焦りの色を滲ませる。
以下略
949
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:48:19.87 ID:iLmFIBMi0
六枚の翼が、動く。
だがその前に、主導権を渡すのはまずいと思ったのか駒場が三度襲い掛かってくる。
常人には決して回避出来ない速度で、垣根に猛然とその巨体が襲い掛かる。
その足技の威力は凄まじい。先ほどコンクリートを抉ったことからも分かるように、並の防御は突き抜けてしまうだろう。
が、それも未元物質の翼を前にしてあっさりと防がれてしまう。
以下略
950
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:49:07.09 ID:iLmFIBMi0
赤外線を使用して標的の材質・厚さ・硬度・距離を正確に計測し、 即興で最も適した火薬を調合、合成樹脂の弾頭を形成して発射する。
学園都市の技術で開発された武器だ。
駒場は躊躇わずその引き金を引くが、それもやはり容易く防がれてしまう。
対象を破壊する最適な方法を演算する演算銃器にはあり得ない結果だ。
以下略
951
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:49:52.37 ID:iLmFIBMi0
もはや打つ手なし。
それでも駒場は諦めることなく、何度も何度もあらゆる方法で垣根に攻撃を仕掛けた。
だが、駒場の攻撃は悉く無効化されていく。
だがここで、垣根の攻撃を受けた訳でもなく駒場の体が不意にふらついた。
以下略
952
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:50:59.50 ID:iLmFIBMi0
駒場の最初の奇襲や動きの俊敏さを見れば、彼がただの無能力者ではないことが分かる。
だが彼は垣根を指して「能力者」と呼んだ。駒場本人が能力者であるなら、こういった呼び方はしないはずだ。
更に彼がスキルアウトということを加味すると、高位能力者という可能性はまずない。
そこで垣根の考えた可能性が発条包帯の使用だ。
以下略
953
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:52:33.52 ID:iLmFIBMi0
だが発条包帯にはそういった安全装置が存在しない。
よって駆動鎧と変わらぬ身体能力を得ることは出来るが、その負荷は全て使用者の肉体に跳ね返ってくることとなる。
駒場も当然例外ではなく、発条包帯により彼の体は悲鳴をあげているはずだ。
「発条包帯なんざただの出来損ないだ。
以下略
954
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:53:51.49 ID:iLmFIBMi0
明確な欠点を指摘され、それでも駒場は笑っていた。
垣根は一枚の翼を一振りする。
すると人間など軽く吹き飛ばされる程の烈風が猛烈に吹き荒れる。
あたりに落ちている廃材や巨大なATMの残骸などが浮き上がる。
それを受けた駒場が多数のガラクタと共に紙のように吹き飛ばされ、建設途中で放棄されたような鉄骨だけのビルに突っ込んでいく。
以下略
955
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:54:43.32 ID:iLmFIBMi0
垣根は倒れこんだ駒場にゆっくりと近づいていく。
これが、超能力者。
無能力者との圧倒的なまでの力の違い。
発条包帯などで埋めることの叶わない実力差。
以下略
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