過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 22:59:08.57 ID:iLmFIBMi0
それを聞いた垣根は、
「くっだらねえ」
一言で切って捨てた。
以下略
960
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:00:29.46 ID:iLmFIBMi0
だが学園都市において、一般に無能力者にあまり良いイメージがないのも事実だ。
力がないからではない。ならば何故か。理由なんて分かりきっていた。
「ああいう無能力者共が邪魔者扱いされて虐げられんのは何故か、その回らねえ頭で少しでも考えたことはあるか?
それはひとえにテメェらみてえなスキルアウトが猿山の外ではしゃいでるせいだ。
以下略
961
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:02:02.50 ID:iLmFIBMi0
駒場はやはり何も答えない。
「とはいえ……こっちの都合で『表』の奴らが巻き込まれることに何も感じねえってわけじゃねえ。
オイ猿、その襲撃してるっつう能力者共は分かってんのか?」
以下略
962
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:02:57.77 ID:iLmFIBMi0
「まさかお前が……?」
「勘違いすんな、俺はそんな面倒なことはゴメンだぜ。
ただまあ、風紀委員にでも回してやるよ。ある程度は話の分かるパンダが知り合いにいるんでな」
以下略
963
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:03:49.77 ID:iLmFIBMi0
(そういや御坂には何も言わずに出て行ったんだったな、忘れてたわ)
美琴は突然姿を消した垣根を必死に探していたのだろう。
息の荒れ具合からもそれは覗えた。
以下略
964
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:15:58.85 ID:iLmFIBMi0
ボロボロの駒場を置いといてギャーギャー騒いでいる二人。
だが今まで駒場の前に立っていた垣根が動いたせいか、美琴がようやくその存在に気付く。
「……!! 酷い怪我……。
ちょっと、大丈夫!? っていうか、もしかして……これ、アンタがやったの?」
以下略
965
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:16:54.35 ID:iLmFIBMi0
僅かな嘘を交えた。
駒場がこれほどにボロボロなのは発条包帯ではなく、垣根の重い(垣根本人にとっては軽い)一撃が原因だ。
だが駒場はそれを聞いても何も言わなかった。
「発条包帯って何よ?」
以下略
966
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:18:50.58 ID:iLmFIBMi0
「最近能力者による無能力者狩りが増えてるんだと。
こいつはそれを何とかしたかったらしいぜ?
自分の身を犠牲にして力のない奴らを救う。ハッ、何とも涙の出る話だな?」
「無能力者狩り……。聞いたことある。
以下略
967
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:19:39.13 ID:iLmFIBMi0
「……構わん。気にするな……」
「ん」
垣根から受け取った駒場の携帯をしまった美琴は、壁に背中を預けて座っている駒場の前で目線を合わせるようにしゃがんだ。
以下略
968
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2012/10/13(土) 23:20:34.38 ID:iLmFIBMi0
「うん。アンタはスキルアウトでも、そうやって他人を思うことの出来る人間。
そんなアンタがこんな無茶して、体壊したらアンタを慕っている人たちはどうなるの?
その人たちはアンタが自分を犠牲にすることなんて望んでないと思うわよ?」
その人たちを知らない私が言っても説得力なんてないけど、と言って美琴は続ける。
以下略
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