過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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96: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/18(水) 23:34:57.86 ID:nE0vsstG0
『素養格付(パラメータリスト)』、というものがある。
それは学園都市の最高機密のひとつで、全ての学生の才能が記録されている。
それはつまり誰が無能力者止まりで、誰が超能力者にまで上り詰められるのかが人目で分かるということだ。

弱冠十四歳で美琴が超能力者の第三位まで至ることができたのは、その『素養格付』に証明される才能があったからというだけではない。
それはハードルを置かれると飛び越えずにはいられないという性格に裏打ちされた長年の弛まぬ努力によるところが大きい。
そういったところも高く評価され、美琴は多くの人間に尊敬されている。
後輩や同輩ならともかく、先輩にまで「御坂様」と呼ばれたりもするのだ。
御坂美琴は輪の中心に立つことはできても、輪に混ざることはできないとは白井黒子の談である。
実際、この言葉は的を射ている。
美琴が友達として対等な関係を望んでも、周りからすれば美琴は尊敬の対象であり、対等にはならない場合がほとんどだ。

対等に見てくれる存在がいない。この孤独は超能力者の宿命のようなものでもある。
だからこそ自分を『第三位』でも『超電磁砲』でもなく、『御坂美琴』として見てくれる友人たちは非常に大切な存在なのだ。
それは白井黒子であり初春飾利であり佐天涙子であり、そして上条当麻であった。
しかし、最近新しくもうひとり自分を対等に見てくれる友達ができた。


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