過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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99: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/18(水) 23:40:47.44 ID:nE0vsstG0
一方の舞夏はその反応を図星だと捉えたのか、むふふと意味ありげに笑った。

「うむうむ。若きことは良きかな良きかな。青春してるなー、みさか」

「だから違うっつーの!」

舞夏はもうそう決め付けてしまっているらしい。
だが今回は本当に上条関連ではないので、必死に否定する美琴。その必死さが勘違いの一因であることには気付かない。

「照れなくていいんだぞー。さて、みさかの話を聞いてやりたいのはやまやまなんだが、私はもう行かなければならないのだ。
用事があるからなー。ではまたなー、みさか」

一方的に納得して舞夏は去っていった。残された美琴は本日二度目のため息をついた。

(土御門の勘違いが始まる前に本当のこと話せばよかったかなー)

そう後悔するが、それはそれで気恥ずかしい。普通は友達がひとり増えたからといってここまで上機嫌にはならないだろう。
だが美琴は違う。彼女は有能で、人望があるからこそ孤独なのだ。この孤独は同じ超能力者にしか分からないだろう。
そんな美琴だから、対等な友達ができた、というのは一大イベントだったのだ。

寮に帰ると、白井が美琴のベッドに寝転がり、枕に顔を埋めていた。


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