48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/24(火) 21:24:11.76 ID:B8whUwhOo
暗く乾いた石室はひんやりとしていました。
蝉の鳴き声に薄く目を開きます。
幾重にも重なった歌が、周囲の温度を上げているように感じました。
彼らにはなんの罪もありませんが、少しだけ、うんざりとしました。
765ビルの地下には廃棄された貯水室があり、私はそこで寝そべっておりました。
「今日も暑くなりそうですね……」
呟きは石に染みこんで輪唱に溶けました。
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