過去ログ - 貴音「Herpete」 
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/24(火) 21:27:51.30 ID:B8whUwhOo
ソファーに座り眼を閉じていますと、鈴の音のような声が聞こえました。

「おはようございます四条さん。お茶が入りましたよ」

白いワンピースに栗色の髪が涼しげな少女―――萩原雪歩殿がお盆を持って微笑みながら歩み寄ってきました。


「おはようございます。ありがとう、いただきます」

氷の浮いた液体は透き通るような緑色で、見ているだけでも楽しめました。

ひんやりとして優しい香りはなんとも趣があります。


「けっこうなお手前で」

「そ、そうですかぁ?」

「ええ。茶屋で出るものと比べてもなんの遜色もありません」

欲を言えば常温のほうがありがたいのですが、そこまでは申しません。


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