60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/24(火) 21:30:50.26 ID:B8whUwhOo
真夏の日はしつこく粘り部屋を橙色に塗り替えてきます。
夕方になっても鳴き続けている蝉は朝と同じ蝉なのでしょうか。
仕切りの影に隠れながらそんなことを思いました。
「はい、765プロです。いつもお世話になっています、いえとんでもない」
小鳥嬢は電話をしながら頭を下げたり、口元に手を当てながら笑っています。
癖なのだそうで、おかげでしばらくの間、当今の電話は姿が見えるものだと勘違いしていました。
「え? いえ随分前に帰りましたが……。ええ、はい」
見る間に顔つきが険しくなってしまいました。
「少々お待ちください」
送話口を押さえながら小鳥嬢が口早に尋ねてまいりました。
「貴音ちゃん、雪歩ちゃんがどうしたか知らない? 家に帰ってないらしいんだけど……」
無言で首を振りますと、小鳥嬢は焦燥も露に通話を続けました。
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