過去ログ - 貴音「Herpete」 
1- 20
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/24(火) 21:33:15.84 ID:B8whUwhOo
とは言ったものの、この広い街で人一人を見つけるのは言うほど容易くはありません。

父上ならば眼を使ったでしょうし、母上ならば眷属を使役して探したでしょうが、
まだまだ修行中である私には地道に探すしかありません。

なるべく日陰を通りながら気配を探りますが、これと言って何も感じませんでした。


彼女の好みそうな茶屋や公園に足を踏み入れますが、害の無さそうな学徒がたむろしているだけでした。

考えてみれば私は彼女の事をほとんど何も知りません。

知っている事といえば、お茶を入れるのが上手で、気が弱く、男性が苦手という事だけです。



どうしたものかと、立ちすくんでぼんやりとしておりますと、昼間の会話をふと思い出しました。


『私……、やっぱりこのお仕事向いてないのかなって……』

『昨日もまたやっちゃって……、沢山の人に迷惑をかけて……』

『ならば精進されなさい。失態を憂いているだけではなにも変わりませんよ』

『うぅ……』



公園を足早に抜けるとはっきりと目的を定めて歩き出しました。

私は彼女がただ弱音を吐いているだけと思い込んでいましたが、もし彼女が小鳥嬢の言う通りの人物ならば……。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
85Res/41.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice