67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/24(火) 21:35:15.65 ID:B8whUwhOo
すっかり日が落ちたというに、散在する街灯が夜を薄くしています。
「怒られちゃいましたぁ……」
携帯電話をたたみながら嘆息する雪歩殿はすっかりといつも通りです
ヒグラシの切なげな声を聞きながら二人並んで歩いておりました。
横を見れば、うつむき加減にとぼりとぼりと叱られた童女のようです。
段々と歩みは遅くなり、ついにはピタリと止まってしまいました。
「す、すいませんでしたぁ……」
「……なんのことでしょうか?」
震える声は彼女の小さな勇気を示しているようで、優しい気持ちになります。
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