68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/24(火) 21:35:56.29 ID:B8whUwhOo
「あの……、また迷惑をかけちゃって……」
ですが、勘違いは正さねばなりません。
「違いますよ。雪歩殿」
「え……?」
「どうやら謝らなければならないのは私のようです」
彼女にしっかりと向き合うと頭を下げました。
「私はあなたを軽んじていたようです。お許しください」
「え? え?」
「私はあなたが弱い人間だと思っていました。
……困難があればすぐに弱音を吐いて逃げ出す、そう言った類の人だと。
しかしあなたは弱い自分を認めて、諦めずに己を高めようとしています」
「そ、そんな……」
ひどく狼狽しながら手を振ると本当に子供のようで、くすりと笑んでしまいました。
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