過去ログ - 知久「ほら、明るくなったろう?」ほむほむ「ホギャァァァァァ!!!」ボォォォォォォ
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[sage saga]
2012/07/19(木) 05:49:34.64 ID:+DF8YeLz0
「梅雨のある日…」
「ホミュンホミュン♪」「ミャロミャロン♪」トテトテトテ…
俺が夕方ごろに帰宅すると庭先から仔ほむと仔まどの声がした。…おそらく姉妹だろう。手をつないで仲良く歩いている。
向かっているのは庭の隅に植えてある木だ。前にほむほむ一家が根元に巣を作っていたので、追い出したんだが…巣をそのままにしておいたのを思い出した。
「…忘れてたな…また懲りずに戻ってきたのか?いや…もう二年前だから違う家族だろう。ほむほむは二年ぐらいが寿命みたいだしな。」
「ふぅ…仕方ないな…また追い出すか…。…その前にちょっと遊んでやるか。」
俺は近くにあった植木鉢を持ってそっとほむまど姉妹に近づいた…。今日は曇りなので俺の影に姉妹が気づくことは無い。
姉妹はまったくの無防備だ。…親は何してるんだ?子どもをほっといて…。逆に俺が心配するわ。
カポッ
「…!?ホミャーッ!?!?」「…!?ミャローッ!?!?」
突然辺りが真っ暗になって驚く姉妹。植木鉢をかぶせると俺は少し離れて様子を見る事にした。
「ホミャーッ!!!ホミューッ!!!」タチケテー!!オカーサーン!! テチテチテチ
「ミャロローッ!!!ミャロ-ッ!!!」ダチテーッ!!ダチテヨーッ!! ペチペチペチ
パニックになった姉妹は必死に助けてと親を呼んでいる。すると…木の根もとの穴から、ほむほむとまどまどが転げるように飛び出してきた。
きょろきょろしながら子どもの姿を探す…。しかし姿はない。しばらくして…番は少し離れた所にある見慣れないものから声が出ているのに気づいたようだ。
駆け寄り…呼びかける。
「ホムホムーッ!?ホムッホムッ!?」コドモタチ!?ナカニイルノ!?
「マドマド!?マドーッ!?」ナニコレ!?ドウシテ!?
どこかに入り口はないかと番は鉢の周りを一周する…もちろん無い。…ほむほむは鉢を持ち上げようとした。まどまども手伝う…。
「ホムーッ!!!ホムゥーッ!!!」「マドーッ!!!マドドーッ!!!」
…もちろん…ほむほむ達の力で持ち上がるような代物ではない。その間も中からは子ども達の泣き声が聞こえてくる。
持ち上げるのをあきらめたのか今度は鉢を叩き始める。…見ていておかし…いや痛々しいな。
「ホムッ!!!ホムホムホムッ!!!」ガンガンガン
「マドッ!!!マドッ!!!マドーッ!!!」ガンガンガン
…これも…もちろん無駄な足掻きだ。一応…上に穴はあるのだが鉢の高さは番の二倍以上ある。気づかないだろう…と思ったら。
「ホミュホミュホミュッ!!!」ウエニアニャガアルヨ!!
「ミャローッ!!!」アルヨー!!
子ども達が教えてしまった…。番は叩くのをやめ…鉢を見上げる…。ジャンプする…頑張れ!!もうちょっとで届く…訳は無い。
もう少し見ていようと思ったんだが…ポツリポツリと雨が降ってきた。仕方ない…家に入るか。
俺は家に入った。植木鉢の置いてある所は幸運な事に…雨ざらしである…。良かったね、ほむほむ達。
…シャワーを浴びてさっぱりし、ビールを開ける…うん!うまい!!
行きたくも無い外出から早く帰れたのでラッキーだ。…今は本当に仕事がないんだな…たくさんの人で驚いてしまったぜ…。
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