24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/07/20(金) 01:23:13.37 ID:z8eYQ21yo
19時 船底部展望台
男「やはりここは人が少ないな、大展望台か近場の展望台からみてるんだろうナァ」
囲「おや、あの人は・・・先生ですか」
男「おや、君は・・・囲君か」
詠「覚えていただいて光栄ですね、地球をみていたのですか?」
男「ああ、囲君も地球・・・何だろうがなんでこんなところで」
詠「落ち着くんですよ、人がいないと」
男「なんとなくわかるな、それ」
囲「ほんとにこれで最後なんですかね?」
男「おそらく、な... 帰りの船に乗せてもらえばまたみれるかもしれないがな」
囲「そうはしませんよ、母と、自分とで、二人で決めたことですから」
男「お母さんは?」
囲「居住区近くの展望台にいるはずです」
男「そうか...でも家族の意思が同じってのはいいな、アンケートみるとやっぱり太陽系を離れたくないって人、大勢いるんだ」
囲「その気持ちもわかりますがね」
男「そうだn...ん、誰かきたな」
女「女友、ここなら誰もいないわ」
女友「ありがとう女ちゃん...」グス
男「あれはクラスの...」
囲「先生、こちらには気づいてないみたいだしこのまま静かに退室しましょう」
男「...囲君の言いたいことは分かった、そうしよう」
退出後
女友「なんで、地球からはなれなうといけないのよ...」
女「それは私だって同じなんだから、皆同じ、あと12年で地球からは誰一人いなくなるの」
女友「でも外宇宙に行ったら地球の最後だってリアルタイムで見れないのよ、太陽系内ならそんなことないに」
女「...」
女友「もうおしまいなのよ、私達の踏み締める大地は消えてしまうのよ、夢も、希望も、みんな...」
女「女友、故郷は消えはしないわ、地球は消えはしない、女友、地球はあなたの中で、私の中で生きている、私達が生き抜く限り母なる大地が消えはしない、あなたが時間を裏切らないかぎり、決して消えないわ」
女友「わたしが...!?」
女「そう、星の海では多くの人間が今この瞬間歯を食い縛って生きている、地球上に生きたあるとあらゆる生命体を持ち出して星の海で生きている。たとえ地球が無くなろうとこの時間を永遠に忘れまいと、くじけそうになる心にムチ打って生きているわ。人の血は永遠に続く、受け継がれる命は永遠だと、あなたも信じているのでしょう? あなたはそういう人だlちて、私は信じてるんだからね」
女友「ありがとう女ちゃん... 私は確かに生きているわ、そうである限り未来は消えない、ええわかったわ」
女「ええ、そうよ...柄にもないことを言ったわね。女友、もう立ち直った?」
女友「大丈夫、多分」
女「それじゃあ、行きましょう...」
男「なかなか肝のすわった子じゃあないか」
囲「ええ、たのもしいですね。我々も行きましょう、これ以上見ていては辛くなるばかりです」
男「そうしようか、それでは授業で」
どうしてこうなった
こんなシリアスにするつもりなかったのに
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