29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/07/21(土) 16:35:56.45 ID:iYkTWdYpo
男「それでは早速ですが植民地学の授業を始めたいと思う。今日は植民地学と言っても宇宙船の話ですね。移民船団の航行システムについてだ」
男「通常船団を組む場合通常空間では目の前の船について行く形を取るわけだがが、ワープを行う時はこの方法ではワープにはいる前に散開あいなければならない。なぜだかわかるやつ、いるか?」
女「ワープする時に時空波の影響を受けるからですか?」
詠「いや、そうじゃないっしょ。最近のは船は対時空波コーティングが成されててほとんど影響を与えない筈だ。本当のところはワープアウトした時に衝突するのを防ぐためじゃねーのか?」
男「おお、詠君正解だ。ワープは座標軸の割り出しが複雑でさらに誤差が出るから衝突の危険が大きいんだ。ワープする時に散開して、ワープ後ばらばたの隊列を組み直す、これは結構な手間なわけだな。そこで開発されたのがワープコントロールシステム、跳躍管制装置だ。これは中心となる船、一般にコントロールシップとか管制船と呼ばれる船を中心に座標を固定してエンジンを同期させるシステムだ。今まではそれぞれの船が個別にワープしていたのをまとめてやってくれるわけだ。この船団のコントロールシップはニューブリテッシュ・ニュージーランドだ」
詠「いや、おかしいっしょそれ、いくら座標の計算が不要になったからってワープアウトの時のブレはどうにもならないっしょ」
男「そうだな、初期にその問題はあったんだ。それを解決したのが固定ビーコンだ。これはワープコントロールシステムと同じような目的で開発されたもので通常航行時の船と船の距離を強力な磁場を利用して完全に固定するものなんだがあまりに強力すぎてすぐに使われなくなった。これがワープの時には丁度よかったみたいだ」
詠「へーなるほどー」
男「明日の早朝に船団は冥王星宙域を通過、初のワープにはいる。当然管制装置も使われるぞ」
男「ああそれとワープ中は基本自室待機だからな、普通は皆が寝ている間に行われる。何か質問は?」
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