過去ログ - 将軍「久しいな」剣士「めんどくせぇつってんだろ!」
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66: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/21(土) 01:43:39.96 ID:yEmb1SP8o
女侍「そちらの包みは?」

剣士「お土産。ほらほら、ドワーフ印の剣ですよー」

女剣士「おおぉぉっ! 憧れのブランドじゃないか! この長剣っ……羽のように軽い!」

女騎士「素晴らしいですわ……レイピアの柄や鍔の装飾も細かくて、洒落ていて……」

女侍「抜けば玉散る、とは申しますが……噂以上です。剣でなく、刀も作っているのですね。東国の刀工にも劣りません」

女暗殺者「ダガー……グリップも馴染む……馴染むぞ……」

剣士「ほら、試しは後にしろ。飯だ、飯食うぞ」モキュモキュ

女侍「あ、あの、お疲れのところかとは存じておりますが、その……夕餉の後はは、お情けを頂きたく……」

女剣士「な、ずるいぞ! 今日は私が先に……」

女暗殺者「いいこと教えてあげる…………今日のボクは、はいてない……よ?」

女騎士「あぁ、今日はどんな風に罵っていただけるのでしょうか……」

剣士「はぁ、飯くらい落ち着いて食えよ……」


 剣士『はばかりながら、俺は、この世で一番強いと言われてる男でね』

 剣士『強くなりすぎて、居場所がなくなっちまった』

 剣士『誰も彼も、俺とまともにやり合おうとしねぇで、良いように利用しようとするだけさ』

 剣士『周りに誰が居ても、一人ぼっちだ』


剣士「……我ながら、説教に説得力なさすぎ」

女剣士「え?」

剣士「なんでもねぇ。飯がうまけりゃ、世はこともなし、だ」モキュモキュ

女剣士「?」



おわり


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