過去ログ - 一方通行「そンな実験で絶対能力者になれるわけねェだろ」part4
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/20(金) 21:27:50.63 ID:njSOzS+Jo

「折り込み済みなンだよ、この程度なァァ!!」


 声を上げつつ、パン、と軽くズボンを叩く。
瞬間、ズボンはまるで氷上を滑るスケーターの如く滑らかな動きで何の抵抗も感じさせず、
逆立ち股間部分を持ち上げていたアクセラレータをも無視して、ストンと一直線に一方通行の足元まで落ちていった。
彼が履いていたのはジャストフィットサイズでちょっとピッチリしたタイプのジーンズであり、
既にベルトを外していたとは言え、股間のアクセラレータを度外視したとしても
このようにあっさりと脱げる事はあり得ない。一体何が起きたというのか。


「摩擦係数の操作……実際にやってみたのは初めてだが、なかなか上手く行くじゃねェか……
一方通行を止められるものなンざ、この世の何処にも存在しねェ!!」


 自分の取った行動の結果に満足した一方通行は足元まで落ちたズボンから足を引き抜きつつ、悠然と勝利の笑みを浮かべる。
彼のやったことは単純で、ズボンと自分の身体との摩擦係数を0にしただけなのだが、
ただのそれだけでズボンと身体は相互にかかる抵抗力が消失し、結果としてズボンは重力にしたがってスルリと、
股間のアクセラレータへの刺激を最小限に抑えながら落ちて行ったのだ。
一方通行の持つ『ベクトルを操る能力』とは即ち力学を支配するにも等しいものであり、この程度の事は造作もない。




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