過去ログ - 姫「勇者様、どうか世界をお救い下さい!」 転生男「……マジ?」
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(不明なsoftbank)
[sage saga]
2012/07/21(土) 03:29:59.51 ID:NbhvTGEh0
姫「こうして、イマレイト王国は人類最大のそして魔界に対する抑止力として成立した訳なのですが――――勇者様?」
勇者「ん、どうしたの?」
姫「私の話、聞いてましたか?」
勇者「も、もちろん聞いてたさ」
姫「……本当ですか?」ズイッ
勇者「ち、ちゃんと聞いてたって!」
姫「……それなら良いのですが」
勇者「(だから近いんだってば……)あのさ、聞きたいことがあるんだけど」
姫「なんでしょう?」
勇者「魔王はちょうど20年周期で蘇るんだよね? 前に魔王が復活した時も勇者を呼んだの?」
姫「はい、魔王が復活した多くの場合に勇者の召喚が行われていますよ」
勇者「その人達がどうなったか、教えてくれる?」
姫「えと、それは……」
勇者「事実が知りたいんだ。できるだけ正確に教えてくれるかな?」
姫「……はい、分かりました。 召喚なされたどの勇者様も、見事に魔王を倒すことが出来たという正式な文献が残っています……ですが、その後無事に帰ってきた方はほとんどおらず、生還を果たした方達は召喚の間から再び自らの国へと帰っていったそうです」
勇者「そっかぁ……」
姫「あ、あの、勇者s「良かったぁ」……え?」
勇者「いや、もしかしたら元の世界に帰れないのかも、とか思ってたからさ。 テンプレ通りじゃなくて良かったー……」
姫「……勇者様は、怒らないのですね」
勇者「へ、何で?」
姫「勇者様には、元の世界に大切な人はいないのですか?」
勇者「いんや、結構たくさんいるよ」
姫「では、なぜ……勇者様を召喚したこの世界を、私を、責めないのですか? 魔王の討伐なんて重すぎる仕事をあっさりと受けてくださったのですか? 歴代の勇者様達は、召喚されたばかりの頃は皆激しい怒りを露わにしたそうです……それが普通の方の反応なのです。 だから私も、勇者様の為ならこの身を捧げる覚悟をしておりました」
勇者「ぶっ!! そ、そんなことしなくても良いですから!!」
姫「……私では不満と言う事でしょうか、うぅ」
勇者「そういうことじゃなくて!……えっと、確かに俺は現在進行形で理不尽な目に遭ってると思ってるし、雰囲気に流されて魔王討伐を決意したことにちょっとだけ後悔もしてる」
勇者「でもさ、俺が頑張れば少しは魔王を倒せる希望が見えるだろ? 異世界人なんて厄介なものに頼らなきゃいけない程に困ってるんだろ? だったら、助けたいと思うのが普通だよ」
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