過去ログ - 姫「勇者様、どうか世界をお救い下さい!」 転生男「……マジ?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]
2012/07/21(土) 01:49:37.05 ID:NbhvTGEh0
>>4
く、初心者だと何故分かった……ありです
国王「よくぞ来られた、勇者殿」
勇者「ええっと、どうも……(き、緊張する……周りに騎士っぽい人もたくさんいるし、さっきの魔術師集団もついてきてるし)」
国王「なに、気を抜いてくだされ。 貴殿は我らの客人なのだから」
勇者「そ、それはどうも」
国王「さて、早速本題なのだが、勇者殿に折り入って頼みがあるのだ」
勇者「……魔王の討伐、ですか?」
国王「おお、その通りだ! 姫から既に話を聞いておったか」
勇者「まあ、大体は」
国王「うむ、それなら話は早い。 20年ぶりに魔王が復活したという報告があり、魔物達の動きも活発になってきているのだよ。 奴らは大陸西半分を制圧していて、もう何時大軍となって押し寄せてきてもおかしくない状況なのだ。 そこで、異世界からの使者である貴殿に是非、奴らの頭である魔王の討伐を承ってもらいたいのだ。 もちろん、その為に出来る限りの支援や相応の報酬は用意させていたただくぞ」
勇者「ちょ、ちょっと待ってください! 俺、魔物なんかと戦えっこないですよ! 格闘技とか剣技なんて習ったことないし、魔法だって使ったこと無いんですよ!?」
国王「心配には及ばんよ。 歴代の勇者達は皆、戦闘に関する素晴らしい才能を有していてな。 貴殿からほとばしる魔力を見ても、数か月も稽古をすれば人間の中では最高の能力を得られると確信している……これは、我ら人間の存亡が懸かっているのだ。 異世界から来た勇者殿、どうか我らに助力を頼む!」
姫「私からも、どうかお願いしますっ……!!」
勇者「や、止めてください! 国王が娘と揃ってそんなに頭下げたら……ああ、もう! 分かりました!とりあえずやってみますから!」
国王「ほ、本当か!?」
勇者「はい……でも、とりあえず頑張ってみるだけですよ? あまり期待されると困ります」
姫「いいえ、勇者様ならきっとやれると信じています!」ギュッ
勇者「(また、手を……///)わ、分かりましたよ! 最善を尽くします!」
国王「そうか! 本当にありがとう! ではとりあえず、貴殿の生活全般の支援と戦闘術の指南役を付けることを約束しよう」
勇者「ええ、こちらこそ感謝します(頼みを断ったらそのまま放り出されてたんじゃ無かろうな……)」
姫「私も、全精力をかけてお支え致します!」ズイッ
勇者「う、うん、ありがとう姫(押しが強いな、この人は……)」
国王「では、勇者召喚を祝してパーティを執り行う! 皆の者、準備をするのだ!」
『はっっ!!!!!』
勇者「はぁ、なんか大変なことになったなぁ……」
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