過去ログ - 恒一「ポケモンバトルに負けたら廃人になる現象?」
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209:VIPにかわりましてHAIJINがお送りします[saga]
2012/07/29(日) 00:00:12.90 ID:EktFJFTq0


恒一「まあね……よかったら明日僕と対戦してくれないかな?眼帯とって」

鳴「いいよ―――あ、明日はだめ。用事があるから」

恒一「用事―――そういえば見崎は管理人からポケスタの使用許可を取ってたけど、その関係?」

鳴「あれには97年度の全国大会上位入賞者のデータがあるの。それに」

恒一「それに?」

鳴「……デマかもしれないけど。ポケスタをある条件でクリアするとあるポケモンが入手できるみたいのなの。それを確かめたくて」

恒一「ああ……あれか。僕もまだあの噂が本当かどうかわからない。確かめてもらってもいい?」

鳴「もとからそのつもり」

鳴「意外性があるしもしかしたら対ヨミヤマミサキのポケモンとして使えるかもしれない。デマじゃなければ、だけど」





鳴「榊原君……未咲の話、もう少し続けていいかな?」


見崎の話は続いた。自分にポケモンについて教えてくれたのは未咲ちゃんだったこと。

未咲ちゃんは自力で三値の存在を発見したり、カウンターフーディンなどの戦術自分の力でを考え出して見崎に教え込んでいたらしい。

三年三組のみんなより先だって未咲ちゃんから三値など本格的な対戦のいろはを教え込まされていなければ『つよいもの』は今頃

お兄さんからコーチを受けていた小椋さんか赤沢さんになってたと見崎は言った。

また見崎曰く未咲ちゃんは「ゲームの申し子」であり、眼帯を外した自分でも未咲ちゃんには勝てなかったという。


鳴「そんな未咲も、ヨミヤマミサキには敵わなかった」


鳴「『つよいもの』にはなったけど、正直実際ヨミヤマミサキと戦っても勝てる自信はどこにもなかった」

鳴「私よりずっと強い未咲が負けて廃人になった姿を見たからね」

鳴「だから私は眼帯をして、もっともっと強くなろうって思ったの」

鳴「この眼に頼らない強さが欲しかった」

鳴「だけどそれでも勝てる気がしなかった。あの未咲を倒した相手にはとても」

鳴「でも」

鳴「榊原君が今日、言ってくれたよね」

鳴「あの言葉を聞いて―――はじめてヨミヤマミサキと戦えるって思ったの」

鳴「だから、私からも言わせて、榊原君―――――――――」





合宿所の夜は更けていく。

自室にいないことが怜子さんと千曳先生にばれないうちに、見崎の部屋を後にした。





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