30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2012/07/21(土) 11:39:40.79 ID:YOOknRo50
ほむら「どういうこと?」
QB「君の能力の本質は時を止めるのと、時間遡航。そうだろう?」
ほむら「…! ええ…」
QB「実は前の時間軸でそうだと知ってから、僕はある手段に出たんだよ」
ほむら「…どういうことかしら」
QB「君は人間と触れて時を止めると、その人間も止まった時の中を動けるようになる。そんな感じの能力と聞いてね」
ほむら「ええ、そうよ」
QB「なら、時間遡航もそうだと思って、君に気づかれないように姿を消して…時間遡航する君に触れてたんだ」
QB「不安定要素しかないけれど、実験的な意味でやったんだ。運良く僕も一緒に時間遡航することができたけどね」
ほむら「…そんな、まさか。誰も居なかったはずよ」
QB「感情をエネルギーに変えて回収する技術を持つ僕たちだ、姿を完全に消すだけの技術なんて簡単さ」
QB「まぁ、契約の時には邪魔でしかないから普通は必要ないんだけど」
ほむら「完全にステルスなんて地球では最新技術よりも大きく進歩してる。けれど…貴方達なら普通にできると思えるのが悔しいわね」
QB「やっぱり君は僕達の事を少し理解してくれてるようで嬉しいよ」
QB「…と、ここで君に謝らなければいけない部分があるんだ」
ほむら「……」
QB「確かに暁美ほむらと一緒に、僕も時間遡航することができた」
QB「けれどもその時の弊害か、はたまた君しか時間遡航しちゃいけなかったのか…君の時間軸に大きな歪みができてしまったんだ」
QB「それと同時に、その影響も出てきてしまっている」
ほむら「時間軸の歪み? 影響というと…この体のことかしら?」
QB「そうだね、何故か君はまどか達よりも『大分前に生まれたことになっている』」
QB「暁美ほむらそのものの時間が歪んだことによって、そうなってしまったんだと思うんだよ」
ほむら「…その歪みはこの砂時計も影響してるのかしら」
QB「その部分も推測でしかないんだけど、その歪みのせいで『時間』と深く繋がっていたその砂時計がバグを出していると思うんだ」
ほむら「バグ…プログラムの不具合みたいなものね、正にそうだわ」
ほむら「砂がなくなったことによって、私の能力の中心である砂時計は使い物にならなくなったはず」
ほむら「けれども、何故か時は止めれるし、さっき時間跳躍な時間遡航も無意味に起きたわ。無事戻れたけど」
QB「君に話そうとした時、君が消えて本当にびっくりしたんだ」
QB「暁美ほむら、謝るよ。僕のせいでこうなったんだから」
ほむら「いえ、別にいいわ。その代わり…」
QB「分かってるよ、僕は君に協力するし、まどかにだって契約を迫らない」
ほむら「分かってるじゃない」
QB「責任は取るよ」
ほむら「…ということは、この時間軸にはあなたともう1匹の…」
QB「そうだね、僕がいる」
ほむら「…貴方のことはインキュベーターって呼ぶわ」
QB「区別化かい?ならインキュベーターって呼ばれたら返事をするよ」
ほむら(…話しやすいわ)
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眠いときって何故か寝れないよね。
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