過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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507: ◆Y9E2ABw2YKVM[saga]
2012/08/01(水) 00:15:41.79 ID:DNGo6+BZ0
訂正。

―ほどか―

―― ??? ――

ほどか「驚きました。まさかあなたが魔法少女になるなんて――」

本当に驚いた。
こんなことは考えもしなかった。

まどか「ごめんね。約束破っちゃったね」

頭を掻き、笑いながらパパは謝る。

ほどか「全くですよ、嘘つきな父親なんて最低です――」

出来る限りの悪意を込めて、そう告げる。

まどか「嘘つきな娘はどうなの?」

ほどか「……」






まどか「まぁ、可愛い娘の嘘だからね。父親としては許してあげたいんだけど」

パパは真剣な表情で一歩前に進み出る。

まどか「でも、その嘘がほどかちゃん自信も傷つけている嘘だっていうんなら話は違うよね」

そして弓を私に構える。

ほどか「なんの話ですか――」

まどか「ほどかちゃんはこんな所にいたくないって話だよ。
    私達と一緒にいたいってこと」

また、その話か。

ほどか「その話ならもう済みましたよ。私は納得してここにいるし、覚悟もしました」

まどか「どうかな」

弦を引き、そのままの態勢で静止。





まどか「確かに、ほどかちゃんはこのことについて納得しているのかもしれない。
    覚悟しているのかもしれない。でも――」


――本当に願っているのはそれじゃない。


ブン っという音が鳴る。
パパが弦を引く指を離し、形を変えられた弦が本来の自分の形に戻る際に奏でた音だ。

矢は飛んでこなかった。
もとより、パパは矢など装着していなかったのだ。

しかし、私には確かに見えた。

私のもとへ飛んでくる矢が。

一直線に私の胸へと飛来する矢が。

パパの想いが。




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