過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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533: ◆Y9E2ABw2YKVM[saga]
2012/08/01(水) 00:32:06.75 ID:DNGo6+BZ0
ほどか「そうだ、そうすればいい――」

震える足を無理矢理立たせて時を止めようとする。

まどか「ねぇ、ほどかちゃん。あなたはさっき死んだら想いはなくなる。そう言ったよね?」

そんな私をパパが話しかけることで静止する。

ほどか「? それがどうしましたか――?」

確かに言った、その人の持つ意志はその人が滅べば無くなる。
当然のことじゃないか。

まどか「それは間違いだよ」

ほどか「なにが間違いだって――」




まどか「人の想いは伝えることができる。人から人へと渡すことが出来るんだよ」

ほどか「なにを言って――」

パパがなにを言っているのかわからない。
でも、その言葉は真に迫る感じがした。

まどか「人の想いは人に伝えることで、繋げることができるんだよ」

祈る様にパパは両手を合わせる。
すると、パパの周囲に白く輝く光が沸き上ってきた。





まどか「そして繋がった想いは人を強くする――」

目を瞑り、パパは賛歌を歌うように言葉を紡ぐ。

その言葉に影響されてか光はその輝きを一層強め、広げていく。

ほどか(なに、この光――)

まどか「ほどかちゃんに見せてあげる。人の想いが生み出す力を」

目をゆっくりと開き、そう宣言するパパ。
その瞳は黄金色に輝いているように見えた。




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