過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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537: ◆Y9E2ABw2YKVM[saga]
2012/08/01(水) 00:34:27.81 ID:DNGo6+BZ0
マミ「ほどかさん、あなたは私にこういってくれたわよね」
ファンタジーに出てくる魔導師を思わせるマミさんの衣装。
檸檬色に彩られたローブを纏い、頭には縁の長い魔法使いが使うような三角の帽子を目深に被り、
片目だけを覗かせ超超巨大な砲のスコープにその目を当てる。
背から生えた燦然と光を放つ黄金色の翼を大きく羽ばたかせ、巨大な砲撃への反動を抑制しようとする。
いや、マミさんの持つ砲は、もはや砲と呼ぶには相応しくなく、超巨大な柱と呼ぶべきだろう。
地面にその巨体を横たえるその柱は、その砲口にあたる箇所に、無数の光の粒子を集約させ、束ね極太の線とする。
ほどか(あれはマズイ――)
眼前に聳える光の柱を見てそう思う。
全てを切り裂く剣は折られ、全てを跳ね返す盾は崩壊した。
今の私にあれを受け止める術は……。
マミ「私が怖い時は一緒にいるし、辛い時はその辛さをわかちあってくれる。泣きたい時は共に泣いてくれる。
だから、私は一人じゃない。あなたが、みんなが私を守るって」
ほどか「それが、どうしたんですか……」
マミ「あの言葉、そっくりそのままあなたに贈るわ」
スコープから目を離さずにそう宣言する。
マミ「あなたが怖い時は一緒にいるし、辛い時はその辛さを私にわけて。泣きたい時は共に泣く。
だから、あなたは一人じゃない。私が、みんながあなたを守る」
そして、一言付け添えて。
マミ「だから、自分の殻に閉じこもるのはもうやめなさい。
自分の殻を破って、一歩を踏み出す勇気を持つ」
それが、人の持つ強さよ――。
音が消えた。
マミさんの言葉を皮切りに、砲口に束ねられていた光が破裂。
柱からレーザーが発射され、空間を軋ませる程の威力を持った純粋な破壊の光が私を包み込もうとしていた。
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