過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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61: ◆Y9E2ABw2YKVM[sage saga]
2012/07/21(土) 22:18:35.11 ID:X9vlZUyI0
―― 屋上 ――
マミ「さて、聞かせてもらえるかしら。魔法少女である私になんの用があるのかを」
屋上についた私達。
自己紹介等は途中で済ませ、さっそく話を始めるわけだけど、なにやら剣呑な様子。
っといってもマミさんが一方的に警戒をしているみたいなのだけれど……。
まどか(なんでこんなに警戒されてるんだろう?)
私のそんな疑問に答えるかのようにほどかちゃんがマミさんに答える。
ほどか「最初にいっておくことがあります。
私達は、と言っても魔法少女は私だけなのですが、あなたと争う気はありません」
マミ「……簡単に信じられるとでも?」
ほどか「魔法少女の間には縄張りがあるのは知っています。そしてそれを守るために争うことも」
まどか「!?」
そ、そんなこと知らないよ!?
魔法少女同士で争うなんて……。
魔法少女の敵は魔女じゃないの!?
ほどか「信じてくださいといっても無理があるかもしれません。ですが私からは信じてくださいとしかいえません。
ですが、信じてもらえるように私なりに行動はするつもりです」
マミ「……。具体的には?」
ほどか「そうですね……。まずこれを」
そういってほどかちゃんはなにかを取り出す。
マミ「これは……」
ほどか「グリーフシードです。これを差し上げます」
手に持った物を、マミさんに渡すほどかちゃん。
グリーフシードってあれだよね? 魔女の卵でソウルジェムの穢れを取るっていう。
マミ「いいの? あなたも魔法少女ならグリーフシードの重要性を……」
ほどか「わかっています。これはあくまであなたと良い関係を築きたいという具体的な証です」
マミ「……」
自分の手にあるグリーフシードを眺めじっと考え込むマミさん。
ほどか「ですが、こんなものであなたの信頼を得ようなどとは思っていません」
マミ「……?」
ほどか「私がなぜあなたとの友好を築きたいかあなたを信頼しているか、それをお話しします」
まどか(あれ? なんだか私空気だよ?)
自身の存在意義について悩みだす私。
ほどか「私があなたを信頼している理由は、あなたの魔法少女としての行動の信念にあります」
マミ「……」
ほどか「多くの魔法少女が自身のためにしか魔女を狩らず、人を傷つける可能性がある使い魔を見逃し魔女に育つまで待つ。
確かに本来ならばそれが普通でしょう。グリーフシードは魔女しか落とさないですし……。
だから、自分の為に力を使い、自分の為に魔女を狩る。そして自分の縄張りを侵略しよう者がいるのならそれを葬る。
それが正しく賢い生き方なのかもしれません」
まどか(えぇ!? 魔法少女ってそんなにシビアな世界なの!?)
私が想像してたのと違う……。
なんかもっと、日曜の朝にやってる感じとか、可愛いマスコットキャラを従えてカードを封印する為に日々奮闘する感じな、
そんなファンシーな世界を思い描いていたよ。
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