過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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83: ◆Y9E2ABw2YKVM[saga]
2012/07/21(土) 22:31:22.41 ID:X9vlZUyI0
マミさんのその言葉に明らかに動揺した素振りを見せるほむらちゃん。
っていうかマミさん! それ以上は!
焦りながらマミさんの方を向く。だけどマミさんは、任せて。とでも言いたげにウインクをして話を続ける。

マミ「どうなのかしら? 未来からきた魔法少女。暁美ほむらさん?」

ほむら「!! ……どうして、それを……」

マミ「さて、どうしてかしらね?」

警戒を最大限にし考え込むほむらちゃん。
そして、目線を私達に合わせる。そして、その場にいる私達を順々に眺める。
その順番がほどかちゃんに移った時、っというよりもほどかちゃんが身に着けている盾を見た時に
なにかを納得したかのような顔に変わる。

ほむら「そう……。鹿目ほどか、あなたが原因のようね」

静かに、しかし冷たさを持った声色でほどかちゃんにそう言い捨てる。
その声の冷たさに少し怯える仕草を見せたほどかちゃんを庇うように私は前に立つ。

マミ「自分から煽っておいてなんだけど、今はそんなことは問題ではないんじゃないかしら」

緊迫した空気の中、マミさんだけが同じ調子で話し続ける。

ほむら「どういうこと?」

マミ「今、重要なのはその子がまどかさんを守ったという事実。
   そして、それはあなたがやろうとしていることと利害が一致している。
   そうじゃない?」

ほむら「! ……そこまで知っているのね」

今の言葉で大よそのことを理解したのか、ほむらちゃんはまた考え込む。

マミ(あなたならここまで言えばだいたいは理解できるでしょう。
   キュゥべぇを狙った理由もあなたがまどかさんを魔法少女にしたくないと思うがゆえの行動だとすれば納得はいく。
   まぁ、やり方は気に食わないけどね)

まどか(だ、大丈夫かな……)

マミさんの意図が読めずにただおろおろするだけの私。
ほどかちゃんはなにかを察したのか黙って成り行きを見守っている。
さやかちゃんは空気だ。

マミ(さぁ、どうするの暁美さん。ここまで言ったのだから私達が敵でないことと私達にあなたに対する敵意はないのはわかったはず。
   あなたの目標の一つにワルプルギスの夜の撃破があるのなら、ここで私達と手を組むのが最善なのは理解できるでしょう?)
   
考えがまとまったのかほむらちゃんが口を開く。

ほむら「どうやらあなた達と争うのは賢明ではないようね」

まどか「ほむらちゃん!」

この流れはもしかして! さすがマミさん! これを狙ってたんだ!

マミ「なら……」

ほむら「えぇ、私に協力してもらえないかしら。
    私の目的のために。そして見滝原のために」

まどか「や、やった! やったよ! ほどかちゃん!!」

やった! ほむらちゃんが私達に協力してくれる!
凄いよ! マミさん凄いよ!! だってあの状況からほむらちゃんを仲間に引き込むんだもん!
やっぱりマミさんは頼りになるよ!
さやかちゃんは空気だけど。

まどか「ねぇ! やったね! ほどかちゃん! これで……」

これで私達、親子三人揃ったんだ!

ほどか「……よかった……」

俯くほどかちゃん。……。
なんとなく察した私は彼女に優しく抱き着いて、そして優しく、優しく頭を撫でてあげるのでした。

マミ(よかった。なんとかうまく言ったようね)

マミさんも安堵したのか優しく微笑んでいる。
さやかちゃんは空気だ。



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