113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2012/10/02(火) 20:54:42.89 ID:4Q3bxi/u0
 ??「嘘だろ」 
  
 さっきと同じ台詞。 
 だが、さっきとは雰囲気がまるで違う。 
  
 一方(……何だ?) 
  
 "少年"は少し間をおき、一方通行に向け言った。 
  
  
  
 ??「――XXXXX?」 
  
 一方「ッ!?」 
  
  
  
 たった一言だったが、それは一方通行の思考を少しだけ遅らせた。 
 なぜなら。 
  
  
 一方「それを、どこで知った」 
  
  
 あくまでも冷静を保とうと、彼は低い声で問う。 
 その言葉は――その名は彼がとうの昔に捨てたはずなのだから。 
  
  
 ??「――アタリ?」 
  
  
 "少年"は呟く。とても嬉しそうに。 
  
  
 ??「そっか。そういう事だったんだな。だから俺はこンなにも気にしてたのか! あは、馬っ鹿みてェ! 最初からわかっててもよかったのにな!」 
  
 一方「……、」 
  
  
 一方通行は無言で銃口を相手に向けた。 
 こいつのテンションについていく気はない。うんざりだ。 
  
 "少年"は特に目立ったリアクションをしなかった。 
  
  
 ??「気が変わった。すっげェ面白そうな展開になってきたンじゃねーのかコレ!?」 
  
 一方「ごちゃごちゃうるせェ。質問にだけ答えろ、オマエは何者だ」 
  
 ??「その答え合わせならさっきしたろ? 俺は『UN』、この世界を生み出した者だ!」 
  
  
 『UN』と名乗った"少年"は言う 
  
  
 UN「そうだよ。この世界なら何も不便はねえ。だからお前、ここに居る気ねえか?」 
  
 一方「何?」 
  
 UN「あの小さいのならちゃーンと出してやるよ。それで俺もあの子も幸せだろ?」 
  
 一方「戯言を。こンな世界こっちから願い下げだクソボケ」 
  
 UN「まあ言うと思ってたけどさ。念のためな……っと、じゃあ。コイツの出番かね」 
  
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