123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/02(日) 16:03:34.22 ID:ZY4+JNvR0
打止「うっかりさんの話? ってミサカはミサカは題名から推測してみたり」
閉ざされた部屋の中、打ち止めは次なる手がかりを探していた。
その最中みつけたのが、『うっかりさんとガレット・デ・ロワ』という本だった。
打止「ガレット・デ・ロワかぁ……確かフランスのお菓子だった気がする、ってミサカはミサカは思い起こしてみたり」
打止「ロシアンルーレットみたいな感じかな、もっと安全にしたような」
打止「あー、うっかりさんってこの子かぁ。ミサカもやっちゃいそうだなぁー」クスッ
打止「……ん? 鍵?」
順調に読み進めていた手が、数秒だけ止まった。
打止「『まさか……』って、いや、あの、入れる時点で気づくでしょ、ってミサカはミサカは本に突っ込みをいれてみる」
打止「『私としたことがうっかりしてたわ』 って、またうっかr」
打止「包丁を持っ……!?」
打ち止めは続きを見ようとそのページをめくろうとした。
その時、ザクッという音と女の子の微かな悲鳴が聞こえた気がした。
打止「!?」
思わず本を手から落としてしまう。
ページは勝手に次へと進んだ。
『鍵見つけたよ! 今あけるね!』
どこからか声がした。
<カチャリ
打止「開いた……? この本って一体……」
打止「あれ?」
さっきまで見ていたはずの本は、どこにもなくなっていた。
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