125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 16:19:36.95 ID:ZY4+JNvR0
打ち止めは鍵が何故開いたのかは深く考えない事にした。
打止「だってなぁ……多分あの話って」
と想像して身震いした。
打止「あ、また花瓶だ、ってミサカはミサカは近寄ってみたり」
打止「前のと違って青い? ってミサカはミサカは目をこすって二度見してみる」
『永遠の恵み』という全く同じ花瓶の描かれた絵が真正面にあるのだが、彼女はそれに気づかない。
打止「ま、いいや。ミサカの薔薇、元気にしてあげようっと」
薔薇はあっという間に最初に見つけたときの元気を取り戻した。
しかしどうやら、それ以上は元気にならないらしい、と打ち止めは首をかしげる。
打ち止めはその近くに腰を下ろし、休憩を兼ねて一息ついた。
次に進む道は右か左かの二択、今度は一人で行くしかない。
打止(あなた……どこにいるの、ってミサカはミサカは……)
その問いに答えはない。膝を抱え、打ち止めは自分の前から姿を消した一方通行を想う。
しかし、それでも、進むしかないのだ。
打止「……っし、さっきは左だったから今度は右ね、ってミサカはミサカは自分に言ってみたりっ!」
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