16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2012/07/24(火) 17:54:44.62 ID:L9TPqITq0
【閑話】
-- どこかの世界 --
「あれ、お客様?」
「ん? ああ、よくわかったな」
「感覚でそういうのはわかるんだー。あなたが呼んだの?」
「……一応な」
「へぇー! あなたが気に入るなんてめずらしいね」
「どういう意味だそれ。俺とお前ら出会って少ししかたってないだろ」
「でも、来る人来る人みーんな帰しちゃうんだもん。出たくないのかなーって」
「ああ……出るには誰かと入れ替わらなきゃならねえってヤツか」
「うん、そうだよ。他の方法もいろいろ試してみたけどダメだった。外でみんなと遊びたいのになぁ」
「……ま、次がある」
「そっか! ねえ、どんな子なの? カワイイの?」
「会ってのお楽しみだ。さて、次はどンな物語にしたい?」
「うーん、美術館!」
「……、それでいいのか? いや、俺も楽だけど」
「たまにはいいでしょ。今まで遊園地とか宮殿とかいろいろ見たけど、そういえば美術館はまだだったなぁって」
「ああ、そういえばそうか。っと、描けたぜ。色付け頼む」
「はーいっ。楽しみだね、お友達になれるかなぁ……」
「なれるさ、きっと」
「準備は整った。丁重におもてなしするとしようぜ、メアリー」
「うん!」
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