過去ログ - 一方通行「ゲルテナ展だァ?」
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167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/15(金) 14:58:46.94 ID:9G3Zgunf0

『この世の中には左手薬指にはめる特別な指輪があるらしいですよ、とミサカ一九〇九〇号はふと呟きます』

『指輪……ですか? とミサカ一三五七七号は一九〇九〇号へと問いかけます』



打ち止めは、少し前に妹達がこんなことを話していたのを思い出していた。



『はい、とミサカ一九〇九〇号は嬉々として続けます。この前看護師さんが言っていました!』

『左手でなければならない理由はあるのでしょうか、とミサカ一〇〇三九号は無関心を装って疑問を投げかけます』

『どうやら薬指には「聖なる誓い」という意味があるらしいですよ? とミサカ一〇〇三二号は一九〇九〇号より先に返答します』

『何故ミサカが言おうとした事を知って!? とミサカ一九〇九〇号は一〇〇三二号に疑問を提示します! ネットワークも寸断していたはずなのに!』

『どうせミサカ達を驚かせようという算段だったのでしょうが甘いな一九〇九〇号、とミサカ一〇〇三二号は鼻で笑ってみせます。

  ミサカもその話を聞いていたのですよ! とミサカ一〇〇三二号はこっそり聞き耳を立てていたことをここに白状します』

『一〇〇三二号、それは人間としてどうなのでしょう、と一〇〇三九号は懸念を表明します』

『それより現在重要なのは指輪の話でしょう、とミサカ一三五七七号は話の軌道を戻します!』

『そうですね。それでこのミサカが言いたいことは、その指輪を貰えたら勝ち組なのではないかということです! とミサカ一九〇九〇号はどどーんと宣言します!』

『あの少年から……、とミサカ一〇〇三二号は』

『考えが駄々漏れですよ、とミサカ一九〇九〇号は冷静に指摘します』



打止「……これが結婚指輪」

打ち止めは手にした少し大き目のリングをかざして観察した。
明かりが点滅しているせいでよくは見えないが、どこか神秘的なものを感じていた。




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