過去ログ - 一方通行「ゲルテナ展だァ?」
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185: ◆hdSJbJZZTU[saga]
2013/03/01(金) 01:00:52.40 ID:9u7Rbqln0

打止「っていうか、最初からもうちょっと調べておけば二度手間じゃなかったのにねー」

一方「そォだな」

打止「さてさて、どんな秘密が隠されているのかな! ってミサカはミサカは名探偵モードッ」

一方「割るか」

打止「いや、さすがにそれは危ないんじゃ……っていうかどうやって割るのあなた」

一方「思いつきだよ深く気にするンじゃねェ」

打止「むむ、そうやって考えもなく言っちゃうのは悪いところかもだよ? ってミサカはミサ」

一方「杖使えば割れるだろ。伸縮性嘗めてンじゃねェぞ」

打止「……一応考えはあったんだ、ってミサカはミサカはあきれ顔」

一方「一応、な」

打ち止めと一方通行は結論としてもう一度鏡で見る事にした。
そこに映し出されていたのはさっき見たときと変わらない姿。
白い最強の少年と活発な希望の少女。




そして、もうひとつ。
距離的に映し出されるはずのない、マネキンの首が映されていた。




「……え?」

その言葉はどちらが発したものだったか。

先に振り返ったのは一方通行だった。
彼の視点の高さなら、振り返れば正面に扉が見える。

だが、そこにあったはずの首はどこにもなく、
少し視点を落としたそこに移動していた。


打止「な、なんで、それ……っ!?」

一方「……さあ、な」


分かりやすい反応を示した打ち止めとは対照的に、一方通行は黙って息を吐いた。
愛想が尽きたとか、いちいち相手にするのが面倒だとか、そうではない。
感情の波が至極平坦なものへと変化する。

張り紙の内容すら。頭から離れてしまう。

無機のはずのモノを見る目は冷たく、路上の虫をみているようで。

空いている左手が首元に伸び、カチリと小さく音をたてた。

終始無言。
最早それが一方通行の意思なのかもわからない。
別な誰かの意思がみてとれた、ような気がする。

だが、やろうとしているだろう事は打ち止めにもわかった。

対象の破壊。
リスクの高い能力の行使をしてまで、成し遂げようとしているのだ。


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