196: ◆hdSJbJZZTU[saga]
2013/03/02(土) 07:30:30.56 ID:QMvy4s0Y0
打止「あなたっ!!」
打ち止めは叫び、一方通行に抱きつくことでその動きを封じた。
”反射”は打ち止めには適用されていない。
一方通行の瞳に光が宿る。
打止「どうしたの、大丈夫!? ってミサカはミサカは不安げにあなたを見上げてみたり……っ」
一方「……、何だ今の……」
一方通行は頭を押さえ、ぽつりとつぶやいた。
打ち止めが疑問の声をあげるが、一方通行はただ首を振る。
打ち止めの疑問はますます増えるばかりだ。
一方「……なンでもねェ」
自分を納得させるように彼は言った。
打ち止めは一方通行に抱きついたまましばらく考え、
打止「本当に? ってミサカはミサカは怖々と確認をとってみる」
一方「……あァ」
打止「よかった、ってミサカはミサカは未だにちょっと不安だけど安堵してみたり。
なんていったらいいのかな……あなたじゃないみたいだったから、ってミサカはミサカは思い起こしてみる」
一方「……っ」
一方通行は打ち止めの言葉に苦しげに目線をそらした。
打ち止めは気づかないフリをして明るく言う。
打止「気を取り直してゴーだね! ってミサカはミサカは微笑んでみる。これで部屋の外にも出れるし」
打ち止めは一方通行から離れ、笑顔を投げかける。
そして先立って扉へと向かった。
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