285: ◆hdSJbJZZTU[saga]
2013/07/24(水) 15:08:03.64 ID:+IjgD1/R0
次第に彼は、鍵なんてないんじゃないか、と思うようになっていた。
いくつ人形の腹を裂いただろう。
もしかしたら見落としていたかもしれない。
絵の具にまぎれてしまったかもしれない。
あれ?
―――俺は、なンの為に人形を壊していたンだっけ?
気づいたときには鐘の音は、七度目が鳴り終わろうとしていた。
そして不意に手を止め、彼は見た。
―――見てしまった。
一方「……妹達(シスターズ)?」
幻覚、というのはそれが偽りだと知らないと現実だと思い込んでしまう。
たとえ、それがこの場にありえないものだと判断できても、一瞬は思い込みが生じる。
その、ほんの一瞬があれば、十分だった。
――― 八度目の鐘が、鳴り終わる ―――
「――いっただき」
銃声。
そして―――暗転。
一方通行の意識は、途絶えた。
347Res/236.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。