300: ◆hdSJbJZZTU[saga]
2013/07/26(金) 08:24:58.07 ID:z5+15g0u0
UN「メアリー!」
メアリー「……あ」
UN「大丈夫か? 倒れてたけど……あいつらは?」
メアリー「いっちゃった……」
UN「そっか。もうそこまで進ンでるのか」
メアリー「……あなたのせいだ」
UN「……、」
メアリー「あなたのせいよ! ぜんぶ!
せっかく おともだちになれたのに!
同じくらいの 女の子の おともだちだよ!?
ようやく いっしょにいられると 思ったのに!」
UN「それもこれも。オレが一方通行を殺せなかった事が問題だったって?」
メアリー「そうだよっ あそこでいなくなってればよかったのに!」
UN「それは、オレだけの問題なのかねえ」
「どうだろう。もしお前がこのまま進ンだとして、三人は出られないンだぜ?
結局は誰かが犠牲になる。犠牲にしなきゃ成り立たない」
メアリー「それが どうしたっていうの」
UN「下手すりゃあ殺されてたのはお前だったかもな、って話だよ。メアリー」
メアリー「そんなこと!」
UN「ないって言い切れるのか?」
「どうしてかはわからないけど、あの部屋で一方通行は目覚めた。アイツを完全に封じることはできなかったンだ」
「それは、アイツの記憶に関しても同じだと思うンだよ」
「現にアイツは、一時的に封じたはずの記憶を”黄色い薔薇の造花”って単語だけで取り戻したんだから」
「これ以上は危険だ。次は本当に死ぬぞ」
「……それでも追うのか?」
メアリー「わたしは ラストオーダーに 会いに行く!」
「ともだちだもんっ!」
UN「………行っちまったか」
「ったく。我が侭なンだから」
「……にしても、なンであいつは目覚めたンだ? 記憶を全て失っていてもおかしくないのに、それもなかった」
「『奇跡』……なのかな」
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