43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2012/07/30(月) 21:27:56.87 ID:7/6U7FQK0
-- 絵の世界の中のどこか --
??「そういや……、あの白いヤツの薔薇の色、決めてなかったな」
メアリー「え? そうなの?」
??「なんとなく成り行きで行けンじゃね? とか考えてた」
メアリー「意外と無計か……なんでもない。なんか候補あるの?」
??「……一応」
メアリー「なぁんだ、じゃあすぐ用意すればいいのに」
??「……それもそうか」ガサゴソ
メアリー「何、その色。黒?」
??「ああ。コレしか浮かばなくてさ」
メアリー「そんな色の薔薇もあったんだ」
??「ンー、正確にはここまで『黒』な薔薇は自然界に存在しねーよ。黒い色素がなンとかって話だが……学園都市の技術だ、生み出すのはそう難しくねえンだろ」
メアリー「うーん? よくわかんない」
??「ま、外部の人間はそんなモンさ」
メアリー「あ、それとさ。この薔薇の花言葉ってなんなの?」
??「あー……聞かれると思ったぜ……、でも今は言いたくねえかな」フイ
メアリー「えーっ!?」ムッ
??「その内話してやるよ。時間と余裕があればな」
メアリー「うぅー、焦らすなぁ……あれ? 花びら散っちゃったよ」
??「はァ? ちょっ、何――、ああ、突き当りの手に引っかかったって訳かよ」
メアリー「調子にのって勢いつけすぎるとぶつかるアレだね」
??「にしても、早すぎるだろ。まだアイツの手にわたってもいねえってのに……」
メアリー「もしかして、薔薇の方がが持ち主を選んだのかもね!」
??「ンな事あるのかよ。いや、今実際あったのか」
メアリー「ふふっ、楽しくなってきた!」
??「そーかい、俺もだぜ」
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