過去ログ - 魔王「何?村から人間が?」側近「はい、可愛い女の子です」
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23: ◆vGI6DlX1Rs[sage]
2012/07/23(月) 23:39:59.24 ID:FKaujywo0


魔王「魔法の基本は小さな火の玉だ」

村娘「それが出せれば暗い夜道も安心ですし、お料理も簡単ですね」

魔王「ははは、そうだな。ではまず、私のを見てみろ」ごっ

村娘「きゃっ!」

魔王「すまない、加減を見誤った。……これくらいか?」ぽわっ

村娘「凄い……!」

魔王「精神を集中させて、頭の中で炎が揺らめくのを想像するのだ」

村娘「炎が、揺らめく……」

魔王「……!?(村娘の魔翌力が、どんどん上がっている。まさか―――)」

村娘「ん、んん……っはあ、中々出ませんね」

魔王「始めてやって出るはずが無い。まずは精神を一つに集中するんだ。毎日やっていればできるようになるだろう」

村娘「じゃあ急に豚の丸焼きが食べたい!って人がいても、わたしが火の玉を出せれば直ぐに食べてもらえるんですね!」

魔王「果たしてここに豚の丸焼きを急に食べたいという奴がいるかが甚だ疑問だが、まあそうなるな」

村娘「わあ、頑張ります!いつかもっと凄い魔法も使ってみたいです!」

魔王「暇なときは練習してみるといい。だが、必ず私か側近、メイドのいるところで練習するのだぞ」

村娘「はい!」

魔王「さあ、初めて精神をこんなに酷使したのだ、疲れているだろう?」

村娘「いえ、不思議とさっきよりも体が軽いんです。どうしてでしょうか?」

魔王「そうなのか?ならいいんだが……」

魔王「(村娘の体はこの魔界に順応していっている。……体に害が無ければいが)」






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