過去ログ - 唯・紬「小っちゃな楽園に、二人きり」
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◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 12:44:11.72 ID:WkWXfgr5o
二人が同じ日に忘れ物して、それを取りに来たムギちゃんが長居をし、居眠りしちゃって。
その後遅れて学校に戻って来た私が教室を間違えて……
このどれか一つでも欠けてたら、こうして居る事は無かったはずですから。
以下略
32
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 12:49:31.46 ID:WkWXfgr5o
さっきのもする事は無かった──ううん、出来なかったんだろうなって思ったら、胸が痛くなりました。
唯『何であんな気持ちになったんだろう? 何であんな事しちゃったのかな?』
以下略
33
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 12:52:41.16 ID:WkWXfgr5o
唯(そっかぁ。私……
……えへへっ)
そっ……
以下略
34
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 12:58:09.85 ID:WkWXfgr5o
紬「でも、うふふ♪
私とっても素敵な夢を見ちゃった〜♪」
唯「夢?」
以下略
35
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:01:03.69 ID:WkWXfgr5o
……おんなじだ。
紬「その後唯ちゃんがそっと離れて行っちゃったから、『待って』って思って……
気が付いたら目が覚めてて、目の前に唯ちゃんが居たの」
以下略
36
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:03:48.08 ID:WkWXfgr5o
むしろ、私だって嬉しいです。
気持ちまでおんなじだったなんて。
紬「それにね、二人で夕日を見れてとっても楽しくて……
以下略
37
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:06:15.06 ID:WkWXfgr5o
私とムギちゃんは、別々の世界にあるおんなじ場所で、気持ちまで一緒にして同じ時間を過ごしたのです。
私は現実の、彼女は夢の中の楽園で。
そして目が覚めたムギちゃんは、こっちの世界の楽園にやって来てくれました。
38
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:08:44.82 ID:WkWXfgr5o
紬「……もう遅くなってきたし、そろそろ帰ろっか?
そう言えば唯ちゃんも、どうしてこの教室に──」
ムギちゃんは言いながら立ち上がり、鞄を取ろうとします。
以下略
39
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:11:40.48 ID:WkWXfgr5o
紬「唯ちゃん?」
唯「えへへっ、もうちょっと夕日を見てこうよ。
二人でっ」
以下略
40
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:13:10.71 ID:WkWXfgr5o
唯「?
どうしたの?」
紬「……あっ、ごめんなさい。
今の笑顔の唯ちゃん、すっごく可愛いなって見惚れてしまいました……」
以下略
41
:
◆LeM7Ja3gH2ba
[saga]
2012/07/29(日) 13:16:45.07 ID:WkWXfgr5o
紬「あっ、ち、違うの。唯ちゃんの事はいつもかわいいなって思ってるんだけどね、それがもっと……
ってわ、私っ、何を言ってるのかな」
唯「ム、ムギちゃんっ」
以下略
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