過去ログ - 唯・紬「小っちゃな楽園に、二人きり」
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37: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:06:15.06 ID:WkWXfgr5o
私とムギちゃんは、別々の世界にあるおんなじ場所で、気持ちまで一緒にして同じ時間を過ごしたのです。

私は現実の、彼女は夢の中の楽園で。

そして目が覚めたムギちゃんは、こっちの世界の楽園にやって来てくれました。


38: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:08:44.82 ID:WkWXfgr5o
紬「……もう遅くなってきたし、そろそろ帰ろっか?
そう言えば唯ちゃんも、どうしてこの教室に──」

ムギちゃんは言いながら立ち上がり、鞄を取ろうとします。

以下略



39: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:11:40.48 ID:WkWXfgr5o
紬「唯ちゃん?」

唯「えへへっ、もうちょっと夕日を見てこうよ。
二人でっ」

以下略



40: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:13:10.71 ID:WkWXfgr5o
唯「?
どうしたの?」

紬「……あっ、ごめんなさい。
今の笑顔の唯ちゃん、すっごく可愛いなって見惚れてしまいました……」
以下略



41: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:16:45.07 ID:WkWXfgr5o
紬「あっ、ち、違うの。唯ちゃんの事はいつもかわいいなって思ってるんだけどね、それがもっと……
ってわ、私っ、何を言ってるのかな」

唯「ム、ムギちゃんっ」

以下略



42: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:19:31.65 ID:WkWXfgr5o
唯「ふ、ふんすっ!」


ぐいっ。

以下略



43: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:21:56.50 ID:WkWXfgr5o
唯「えへへっ♪」


ちょこん。

以下略



44: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:25:04.59 ID:WkWXfgr5o
唯「……ホント、綺麗だねぇ」

紬「そうね〜」

唯(夕日だけじゃなくて、ムギちゃんも)
以下略



45: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:28:20.85 ID:WkWXfgr5o
私たちはまるで、静かで穏やかなこの時間そのものになったみたいで。

それはとてもあったかあったかで、幸せで。

この不思議な感覚を、私は瞳を閉じて味わってみます。


46: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:32:55.53 ID:WkWXfgr5o
唯(ホント、楽園だ……
私とムギちゃんだけの、小っちゃな楽園)


そっ……
以下略



47: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2012/07/29(日) 13:39:08.84 ID:WkWXfgr5o
紬「うふふっ♪」

そこには……夕日のせいでそう見えるのでしょうか。ほっぺを赤らめ、まるで天使さんのような微笑みを浮かべる彼女が居て。

唯「……えへへっ♪」
以下略



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