過去ログ - 番外個体「やっほうくたばりかけの第一位」2
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/07/26(木) 23:15:18.80 ID:N341GQU30

数分後。
一方通行のひざにちょこんと座った番外個体は、もじもじしていた。

「……なんかこれ結構恥ずかしいんだけど……」

身長的にちょうどいいのか、番外個体の頭の上に自分の顔を乗せている一方通行に軽く講義を入れる。
が、まんざらでもないらしい。ちょっぴり頬が緩んでいた。

「けけけ。いきなり膝に座れってなに? やっぱり欲求不満なんじゃあ――」

「愉快なオブジェに変えるぞオイ」

「仮にも彼女にひどいなぁ、第一位は」

「俺はオマエの日頃の行いの方がひでェと思うけどなァ」

半眼で睨み付けてくる一方通行から目を逸らし、だらだらと冷や汗を流す。
……まあ、やりすぎかな、と思うことは多々あることもないような。

「……でも、ミサカこれでも我慢してるんだし」

「あァ?」

馬鹿な、という顔の一方通行に番外個体はキッと睨み付けた。

「だって! あなたが好きなのになぜか悪意とか出てきちゃってそんでわけわかんなくなって時々殺したくなってでも殺したくなくてあとミサカネットワークからリア充爆発しろっていう負の感情が溢れてくるしなんかもう大変なんだからね!」

「お、おゥ……」

たじろいた一方通行にふん、と鼻を鳴らす。
そうだ、実際大変なのだ。最近はもう耐えるのがめんどくさくなってミサカネットワークの接続を常時切っているくらいには。

「なンか……すまねェな」

「……まあいいよ。ミサカあなたが好きだし」

「ン」

頭を撫でてやると、番外個体は幸せそうに目を細める。
可愛いなァ、と心の中だけで思った。




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