過去ログ - 番外個体「やっほうくたばりかけの第一位」2
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/08/16(木) 21:16:59.42 ID:WtcueJgl0

とそこで、またピンポーン、と音が響いた。そうだ、この音で自分は目を覚ましたのだった。
番外個体に服を着るように言うと、一方通行はドタドタと駆け足で玄関へと向かう。そして、相手が誰かも確かめずに扉を開いた。

直後、彼は後悔することになったのだが。

「やっほー、可愛い可愛い妹と未来の義理弟に会いに来たわよ」

「ついでに自分もご一緒していますけどね」

にっこり笑う番外個体の姉はさておいて、その彼氏に一方通行は一言、

「テメエは帰――」

「あーっ!! おねーたま!!」

いえなかった。
後ろから一方通行以上に足音を立てて近づいてきた番外個体は、まるで打ち止めのように美琴へと飛びついた。
体格差で後ろへ倒れそうになったところを、エツァリは笑顔で受け止めた。

「ちぇー、攻撃失敗」

「オマエはオマエで何やってンだよ……」

心底残念そうに言う番外個体に、一方通行は呆れるようにつっこんだが、当の美琴は可愛くて仕方がないとでもいうように笑顔を絶やしていないので問題はないのだろう。
まったく、と一方通行は思う。

(一応和解したとはいえ……無防備すぎンだろ……)




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