過去ログ - 番外個体「やっほうくたばりかけの第一位」2
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/10/31(水) 20:18:36.15 ID:chVWEka30


「……嵐みてェな奴らだったな……」

「そうだねぇ、さっすがミサカのお姉さま、最高だよ!」

ぐったりとうな垂れる一方通行とは対照的に、番外個体はけらけらと豪快に声を立てて笑った。
5時を告げる放送がなるのと同時に、美琴達は帰っていった。それまでに何があったかは、一方通行の名誉のために黙っておくことにしよう。
番外個体はひとしきり気が済むまで笑い終えると、

「今日もミサカ泊まっていこうかな」

「あァ? まァ構わねェけど。じゃァ晩飯会に行くか、何がいい」

「ミサカお手製ハンバーグが食べたい」

「了解、お前は家で待ってろ」

「えー、ミサカもついてくよ?」

「その間風呂洗っといてくれ」

「あー、分かった。んじゃ、いってらっしゃい」

指示を与えると、番外個体は素直に頷いて風呂場の中へと消えていった。
そんな彼女に背を向けて、一方通行は玄関のドアノブへと手を伸ばす。
外の世界には、赤く染まった広大な空が、無限に広がっていた。





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