過去ログ - ほむら「ペルソナ……!!」【FES】#03
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/01/02(水) 02:13:24.41 ID:Eh77AoD1o
ほむら「……」
ほむら「…この世には一人として、"何も遺せない"人間などいないということ?」
マミ「…私は、そう思う」
マミ「死んでから急に持て囃される芸能人なんかが、いい例なのかもしれないわね」
マミ「テレビを見て"ああ、この人、死んじゃったんだ"。"ああ、もうこの人の歌は、芝居は、もう観れないんだ"って、急に実感が湧いたりして」
ほむら「"失ってからわかる、その人の大切さ"?」
マミ「そんな感じかもしれないわね」
マミ「でも、さっきも言ったけどね? 有名じゃなくたって、人気者じゃなくたって、誰かの役に立つことはあるわ」
マミ「いえ、誰かの役にすら立てなくても、たとえ誰からも忘れ去られてしまったとしても――――」
マミ「その人が生きたという事実は、消えたりしないでしょう?」
ほむら「でも、それは」
マミ「分かってる。その人のことを覚えている人が誰もいなくなれば、"その人が生きていた"なんて証明しようがなくなる」
マミ「でもそれは逆に、『その人が"生きていた"ということを否定することも、絶対に出来ない』っていう風にも取れない?」
マミ「だって、証人がいないんですもの」
マミ「まぁ、屁理屈よね」
マミ「事実を証明できないのであれば、それは只の御伽噺か……あくまで空想の夢物語と区別がつかない」
マミ「でも、少し寂しいわよね。そんなのは」
マミ「"その人"は精一杯生きて、精一杯死んだのに、それは"その人"にとってはまぎれもない事実なのに、
それは他の人から見たら夢物語同然で、誰からも悲しまれたりはしない」
マミ「それはもちろん、寂しいし悲しいこと」
マミ「でもそれって、気持ちの問題だと思うの」
ほむら「……?」
マミ「"その人"が"満足"して死ねたなら、それ以上の幸せってないんじゃないかしら」
ほむら「満足して死ぬことが、幸せ……」
マミ「"その人"の人生そのものに意味がなくても、死ぬ間際に"楽しかったな""いい人生だったな"って自分で納得できたら、それは"幸せ"よ」
ほむら「……」
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1.…まだ、自分には理解できそうにない
2.マミはどうなんだ?
3.…確かに、そうなのかもしれない
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後日談のメティスがこれに近いこと言ってましたね。
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