過去ログ - 小鳥「音を無くして」
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:15:57.35 ID:UV+Tamzdo
[少し冷たいんじゃないですか?]

「そうかもしれません。
でも彼女たちや社長に求められていることは
ある程度できているつもりです」
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:18:08.10 ID:UV+Tamzdo
[ステップアップとか考えてないんですか?]

プロデューサーの仕事ぶりというのはあまり見たことがなかったが
何と言ってもアイドルたちを成功させた、という実績があるのだ。

以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:19:35.31 ID:UV+Tamzdo
「地道にこのまま仕事を続けられれば、
自分で事務所を立ち上げるくらいのことはできるかもしれませんね。
でもその分責任も重くなるんで、やりたいとは思いません。
うちの社長みたいに能天気に構えられればいいんでしょうけど」

以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:21:32.01 ID:UV+Tamzdo
「でも、これからの人生を悲観しているわけじゃないんです。
東京には見るものがたくさんありますしね。
演じる側じゃなくて『いい客』でいられればそれでいいんですよ」

それがこの前の意味不明な言葉の意味か。
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:22:57.67 ID:UV+Tamzdo
[ただのお客さんでいいんですか?]

「はい、東京には見るべきものがたくさんあります。
こういう仕事をしているのだからなおさら見るべきものは多いです。
つまらない奴にはブーイングを浴びせて退場してもらって、
以下略



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:23:48.40 ID:UV+Tamzdo
「実は俺、小さな雑誌で小説のレビューを書いてるんですよ。
全然金にならないけど、それが楽しいんです。
明日その締め切りなのにまだほとんど手付かずなんですけね」

[だからさっき断ろうと?]
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:24:38.15 ID:UV+Tamzdo
「それに、アイドルが話し相手になってくれるんですからね。
こんなに他人から羨まれることもないでしょうし」

ちくりと心が痛んだ。

以下略



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:25:33.51 ID:UV+Tamzdo
「あれ、音無さん泣いてるんですか?」

自分でもよくわからなかった。

ちょっと高めな寿司屋のカウンターで
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:26:12.45 ID:UV+Tamzdo
ここしばらく、
一人で出社して
一人で仕事をこなして、
一人で帰っていたことを思い出す。

以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/28(土) 23:26:28.28 ID:lQS0GeO6o
>「副業がなきゃ、プロデューサーとしてやっていけませんよ」

ワロタ。せやな


74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:27:21.40 ID:UV+Tamzdo
「大丈夫ですか?」

小鳥は首を横に振ることしかできなかった。

涙は相変わらずあふれ出てくる。
以下略



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