83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:37:02.36 ID:UV+Tamzdo
わかってます、と言ったが小鳥は全く別のことを考えていた。
そのバーのステージに立つ自分を見て
プロデューサーはどんな反応をするのだろうか。
無表情なプロデューサーがそこでどんな顔をするかなんて想像もつかなかった。
それに私の歌を聴いたあとにどんな感想を言うのかも気になる。
もしかすると痛烈な批判を淡々と述べてくるかもしれない。
いや、プロデューサーは『いい客』なのだ。
自分の歌が気に入らなくてもその場でとやかく言うような野暮な客ではないはずだ。
もしそうだとしても、
ほとぼりが冷めたころにこっそりとそれを教えてくれるくらいだろう。
それくらいの気遣いはできる人なのだと勝手な妄想をしてしまう。
「音無さん、どうしたんです?」
またも階段の上の方で呼ぶ声がした。
「い、いえ!どうもしません!」
「そうですか。じゃあ行きましょうか、時間も遅いですしね。」
「はい!」
101Res/42.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。