85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:39:15.50 ID:UV+Tamzdo
音無小鳥は音を一度無くした後でも自分の苗字を気に入っていた。
だって音が無いで音無、なんてやっぱりちょっと切なくて素敵じゃないか、
子供のからずっとそんなふうにぼんやり思っていた。
それに自分の音を無くしたせいで
プロデューサーのいい面をたくさん発見することができたし、
職場での良い話し相手が見つけることもできたのだ。
現金なもので今では身体表現性障害と自分の名前に感謝したいくらいだった。
音を無くした次は『音無』の名を無くすのもいいかもしれない、
なんて考えるのはいささか気が早すぎるだろうか。
その是非を検討するために、
そして限りない明日へと向かっていくためにも
今まで見たことのないプロデューサーの顔を早く見てみたいと思った。
同僚がステージで歌う姿を見せられたらさすがのプロデューサーでも驚くに違いない。
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