過去ログ - 弟子「そ、某を、是非とも弟子に!」剣士「めんどくさすぎワロタ」
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:32:43.95 ID:N+Z7/Leeo
剣士「時間が経っているが、効果は解らないからな。気をつけろ」
弟子「ですが、これは立派な物証です」
女騎士「いいえ、それは御前試合に不正があったことの証明ではありますが、相手がかの名家であるということの証拠ではありえませんわ」
弟子「!」
剣士「だからこそ、回収しないでここに残してある。危険が及ばないと解ってるからだ」
女侍「急いては事をし損じると申します。一歩ずつ固めて行きましょう。少なくとも、陰謀があったということははっきりしたのですから」
弟子「……はい、そうですね」
剣士「…………少し、気になっていたのだが」
弟子「……」
剣士「物証を見つけて、君はどうするのかな?」
弟子「……それは」
剣士「復讐なんて、やめておけ。割に合わん」
弟子「! で、ですが、それは兄が浮かばれません!」
剣士「死んだ人間が喜ぶことはないし、悲しむこともない」
弟子「っ!」
剣士「だから、復讐ってのは、徹頭徹尾『生きている人間のため』のものだ」
剣士「復讐がしたかったら、『自分がそれですっきりするから』と宣言しろ」
剣士「理由に死人を使うな。死人は……眠らせてやれ」
女侍「…………」
弟子「…………はい」
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