過去ログ - 弟子「そ、某を、是非とも弟子に!」剣士「めんどくさすぎワロタ」
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65: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 22:24:09.35 ID:N+Z7/Leeo
――王都の外れ、北へ伸びる街道


黒剣士「…………」ザッザッ

黒剣士「…………」ピタッ

黒剣士「…………先ほどから、何者だ。口封じか?」

剣士「流石に鋭い。こんばんは」

黒剣士「…………貴様は」

剣士「おや、俺のことを知ってるのかい?」

黒剣士「…………何の用だ」

剣士「剣士とか騎士とかやってる人間って、結構自己顕示欲が強いんだよね」

黒剣士「…………用が無いなら失せろ」

剣士「剣で身を立ててやる! っていうから、二つ名なんかを喜んで名乗る」

剣士「……だから、名前が埋もれる『替え玉』なんて汚れ仕事を受ける剣士なんてのは限られる」

黒剣士「!」

剣士「しかも、鎧の上から皮膚にも外傷を与えず、心臓だけを刺す『通し』の達人なんてのも限られる」

剣士「そして、両方を兼ねているとなれば、俺でも片手の指で足りる程度の人数しか思い浮かばない」

剣士「あとはその内の誰かが、あの名家に出入りしているのを押さえればいい」

剣士「話はシンプル。結局はコネをつかったゴリ押しってわけさ」

剣士「その足で街を出て行くのは予想外だったけどな。あと数日動くのが遅れてれば、逃がすところだった」


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