過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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969:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/08/03(金) 14:12:32.75 ID:RoacjY+p0
選択3：衛宮達もつれて撤退する。但し少女は追撃してくるだろう。


衛宮は友達だ。見捨てるわけにはいかない。
そんなことをすれば、きっと後悔する。

絶対に嫌だ。そんなの、本末転倒じゃないか。
誰かを傷つけたくない故に鬼の血を否定したいのに、貴方本人が誰かを傷つけてどうする？

貴方はその場で硬直したまま沙条の身体を担ぎ上げる。
それに流石に驚いたか。きゃっ！　と短い悲鳴を上げる沙条。
けれど構っている暇はない。貴方はセイバーに衛宮達の援護を頼む。

本来の彼女のマスターでないことは重々承知だ。
けれど、セイバーでなければ衛宮達を助けることはできない。
貴方にできるのは、セイバーがマスターを気遣わなくてすむよう、沙条をこの場から引き離すことだけ。


セイバー「少々強引ですが――心遣い、感謝します！」


夜の闇に三つ編みの金髪が踊る。
紫の聖骸布はその場で流線となり、衛宮達に襲いかかる触手の群れを弾き飛ばす。
目にもとまらぬ斬撃が瞬く間に触手の群れを刈り尽くす。


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