過去ログ - 番長「ストライクウィッチーズ?」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)[saga]
2012/08/01(水) 01:04:26.83 ID:GTxeoelz0
鳴上 「せいやっ!」 ブンッ!
坂本 「甘いぞ鳴上! 脇ががら空きだ。」 バシッ
> 降った竹刀はことごとく払い、擦り上げ、返される……
鳴上 「うっく! まだ……まだっ」 ヒュッ
坂本 「お前の剣は勢いだけだ!」 ガッ!
> 足払いをかけられた……バランスを崩される
鳴上 「とっと。マズ」
坂本 「メェン!」スパンッ
鳴上 「あうっ……まだ俺は」 ドサッ……ザッ
坂本 「バカ者! 命を預ける刀を杖にする奴があるか!」 バシッ
> 立ち上がるために支えにした竹刀を払われた
坂本 「いいか、竹刀だろうと握ればそれは既に刀。己の体幹だ。粗末な扱いはするな。どうしてもなら鞘だ。」
鳴上 「……はい。」 キッ
坂本 「そうだ、殴られたら睨み返すくらいでいい。扶桑男児に相応しいものをお前は持っている。」
坂本 「さっきみたいに全力で来い。女とて、ヒヨッコに負ける気は無いからな。」
鳴上 「はいっ!」
宮藤 「終わりました……もうダメ……」
リネット 「これ以上……走れません……」
坂本 「と言ったが……今日はここまでだ。汗の始末をして飯だ。動いた後の飯は美味いぞ。」
鳴上 「ありがとうございました。あの、この竹刀は……」
坂本 「言っただろう。刀は命を預けるものだ。お前にやる。はっはっはっは!」 スタスタスタ……
> やはりシャドウとは勝手が違う。掠りさえしなかった……
リネット 「鳴上さん、大丈夫ですか? これ、タオルとお茶です。」
鳴上 「ありがとう。グイ……美味いなこのお茶。優しい味だ。」
リネット 「ふふっ、芳佳ちゃんが淹れてくれたんです。」
宮藤 「リーネちゃん、鳴上さん、お疲れ様! 凄かったね、さっきの稽古。」
鳴上 「手も足も出なかった。」
宮藤 「そんな、ランニングでフラフラの私たちにくらべたら。あ、待って鳴上さん、手のひら擦りむいてる。見せて。」 ガシッ
鳴上 「い、いきなり何を。」
宮藤 「じっとしてて。これくらいなら大丈夫。」 ピコッ スウウウ……
鳴上 「傷が、治ってる。」
リネット 「芳佳ちゃんの固有魔法です。回復に特化してるんですよ。」
宮藤 「えへへ、お母さんにはまだまだ未熟って言われてるけどね。」
鳴上 「ありがとな。」
宮藤 「そんな、お礼なんて……ちょっと嬉しいかな。今まで、上手く出来たこと無かったし。」
鳴上 「じゃあ、リネットの固有魔法なんかは……」
> そろそろ暗くなってきている。
>宮藤やリネット達と喋りながら基地に帰ることにした。
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